
前々から作ろうかと思っていたものなのですが、カードワースなどのファンタジー系世界に登場する冒険者の宿的な建物の一室です。奥行4メートル、間口2メートルに最低限の家具を入れた三人部屋という形になります。
基本的には拙作のカードワース小説『猟犬亭の黒犬』の『スラム街の猫』回での描写に倣っています。三段寝台のいちばん上にフレデリカ、中断にアンジェリカ、そして下段がリーラといった感じ。文章を書いている時はアンジェリカがいちばん下かなと思っていたんですが、いざ形にしてみたらリーラが二段目に入ろうとすると事故る気がして脳内修正。
中近世が舞台の世界を描く時、家具などの装飾をどうするか割と悩みます。今回は意識してかなりモダンな感じにしていますが、実際はもっと簡素なものでしょうね。しかし、それだとどうしても手抜きに見えてしまったりと難しいものです。
かなり久しぶりになってしまいましたが、CardWirth 用のアイテム札絵素材を九点ばかり追加しました。内容としては薬品系が多く、カップとグラスが各一点、あとは車椅子と少々気が早いですがクリスマスリースが一点といったところです。
今回の札絵は pixiv BOOTH での販売用に作成している 3D 形状データをレンダリングして加工したものが多いです。他にも札絵に出来そうなものが何点かあるので、そのうち追加してみようかと考えています。
公開中の CardWirthPy 用スキン『Victorian』を更新。今回の更新内容は効果音の置換です。数種類の効果音を新しいものに変更し、既存の効果音でノイズが目立つものについてノイズ低減処理をしてみました。結果として音質はかなり向上していると思われますが、ちょっと物足りないな~と感じる方もいるかもしれません。元の効果音も同梱していますので、気に入らなかったらそちらに戻すなどして対応をお願いします。
現状 Victorian スキンでは十種類くらいの効果音について置換を行っていますが、これの選定作業がかなり難しいです。今回の更新分で言うとドアの開閉音などはもっと普通のやつもあったのですが、軋みや音量をネタ的に使っていたシナリオもあったような気がしたので可能な限り元の雰囲気に近い開閉音にしています。
また、これは絶対に変えられないなというのも多々あります。代表的なのは『使用(気合)』や『効果(絶叫)』あたりでしょうか。このへんは CardWirth のアイデンティティーに関わる部分のように感じるので、今後も変えることは無いでしょう。
CardWirth の店シナリオ『毛の荒物(けのあらきもの)』を追加しました。先日お店のシナリオはしばらくいいやとか言っていたような気がしますが、不意に作りたくなってしまったので仕方無し。
テーマは狼男などをはじめとする『獣憑き』になります。相変わらずちょっとクセがある使用感になっているかと思われますが、変身ものが好きな方は結構燃えるかもしれません。獣憑きや変身が好きな方はぜひ試してみて下さい。
今回の制作にあたり種族系の称号(経歴/クーポン)について少し調べたのですが、これはあんまり手を出したくないなという印象でした。他の称号にも言えることですが同じ事を表すものが複数存在しており、全てを把握して対応するのはまず不可能です。
こういった重複を解決する動きでもあれば良いなと思うのですが、四半世紀近くどうにもならなかったものが今更どうこうなるとは思えないので、プレイヤー個人の裁量でどうにかしてもらうのがいちばん良いのかもしれません。
結局のところ種族などの身体的な特徴を表す称号はそれをテーマとするシナリオ以外ではフレーバーに過ぎないので、デバッグモードでもなんでも使って編集すりゃ良いんじゃねぇかなと思います。